二次元のイケメンが大好きな〝ふく〇〟です。
今日は小説家になろうで連載され、文庫本としても出版されている「わたしの幸せな結婚」について書きたいと思います。
累計発行部数は、400万部を突破!
本が売れないこの時代に、爆発的な勢いで人気が出ました。
マンガの1巻2巻が発売された時は、本の供給が間に合わず品切れになり、フリマサイトで高値で取引をされるという事態にまでなりました。
小説もマンガも持っていますが、私はマンガ版が一番好きです!!
とにかくキャラクターが美男美男子で、ヒーロー役の清霞の文武両道のイケメンっぷりは凄まじいです。
舞台は、明治大正くらいの時代です。
この世界では、異能と呼ばれる超能力のような力が存在します。
その力は〝見鬼の才(けんきのさい)〟と呼ばれていて、一部の人のみが持つ力です。
異能の力を持つ名家に生まれながらも、主人公の美世は見鬼の才が発言しませんでした。
母親も幼い頃に亡くなってしまい、継母と義妹に使用人同然にいじめられる日々が続きます。
美世のことを邪魔に思う斉森家は、わざと悪い噂が立っている久遠家に美世を嫁がせるのです。
嫁ぎ先で、少しずつ幸せを取り戻していく和風シンデレラストーリーです。
このマンガは
- 王道恋愛マンガが好きな方
- シンデレラストーリーが好きな方
- ひたむきに頑張る姿をみたい方
- 傷ついた心が、癒されて行く過程を見たい方
- イケメンの戦闘シーンが見たい方
などにおススメです。
あらすじ
貴重な異能の血を残す為、政略結婚をした両親でしたが、生まれた美世には異能が現れませんでした。
父親は思う人がいたのに、無理やり結婚させられたことを恨んでおり、妻の死後その女性を後妻として迎えます。
憎い女性の娘ということで、美世は使用人以下の暮らしを強いられます。
着ている服も、使用人が着なくなったものを譲ってもらっていました。
そんな中、義妹の結婚が決まり、義妹が家を継ぐことが決まります。
邪魔美世は、「全ての婚約者が3日ももたず逃げ出した」と有名な、久遠清霞に嫁がされることになるのです。
久遠家を追い出されれば、どこにも行くところが無くなってしまう美世は、追い出されないように真摯に清霞に尽くすのです。
清霞は、今まで来たどの女性とも違う美世に、少しずつ興味が出てくるのです。
美しく、不器用ながらに自分を大切にしてくれる清霞に、美世も少しずつ惹かれていくのです。
しかし、それを香那はよく思わず、再び美世の前に立ちふさがるのです。
登場人物
斉森 美世(さいもり みよ)
19歳。
手入れはされていないが、長い黒髪と整った顔立ちをしている。本人は自分が醜いと思っている。
歴史ある名家の長女として生まれる。
異能の家系に生まれたが、その才が発現しなかった。
母親が死んだあと、後妻に酷くいびられて、使用人以下の扱いを受ける。
既に結婚適齢期は過ぎているが、そんな美世には縁談はなく、賃金も貰えないので家を出て行くことも出来ないでいた。
久遠 清霞(くどう きよか)
27歳
真っ白な肌に整った顔立ちをしており、透けるような薄茶の長髪を後ろでひとつに束ねている。
異能を受け継ぐ家の中で特に飛びぬけており、筆頭と言われている。
爵位を有しており、財は莫大。各地に広大な土地を有している。
帝大出身 卒業後難関の士官採用試験に合格。
軍では少佐。ひとつの部隊を率いる立場。
本邸から離れた郊外に質素な別宅を構え、静かに暮らしている。
斉森 香耶(さいもり かや)
美世の母違いの妹。
美しい容姿をしており、要領も良い。
幼い頃に異能の力に目覚めて、両親から喜ばれる。
しかし、両親に甘やかされていて、性格が悪い。
自分が1番でないと気が済まない。
母と共に、美世のことをいじめている。
辰石 幸次(たついし こうじ)
古くから異能を受け継いでいる、辰石家の次男。
美世と香那の幼なじみ。
唯一、美世のことを気にかけてくれる存在。
しかし、香那と結婚し、斉森家の養子に入ることとなる。
異能もあまり強くなく、上手く扱えていない。
性格は臆病者。
見どころ
このマンガの義母と義妹のいじめは凄まじく、美世の心に深い傷を負ませます。
見ていて抱きしめたくなるほどボロボロな美世を、私たちの代わりに清霞が、ゆっくりとその傷を癒そうとしてくれるのです。
不器用な恋
幼い頃に最愛の母を亡くした美世は、それから家族の愛を知らずに育ちました。
毎日義母と義妹から否定的な言葉を受け、体罰がある生活の中で美世は自分への自信が全くなくなっていました。
世の男性は全て、妹のような美しい女性を好むと思っており、自分は醜いと思っているのです。
一方清霞は地位も財力もあり、色素が薄い美しい容姿を持っています。
しかし、母のような典型的な令嬢が苦手な清霞は、婚約者の令嬢たちと上手くいきません。
名家の当主だというのに、離れた場所でひっそりと暮らす自分は変わり者だという自覚はあります。
しかし、幼い頃から自分の世話をしてくれていたゆり江以外の女性は、受け付けないのです。
そんな清霞にとって、世の令嬢とはかけ離れている美世のことが新鮮に映ります。
すること全てが、清霞の予想と違うことをします。
そんな美世に、不器用ながらも少しずつ清霞は歩み寄るのです。
何も持っていないのに、何も欲しがることが無い美世に、くしや着物など、少しずつ贈り物をします。
それを美世は、申し訳なさそうにしながらも、幸せそうに受け取るのです。
そして清霞は、もっと美世に笑ってほしいと思うようになっていくのです。
お互いコミュニケーションスキルが低い2人は、互いを気遣いながら、少しずつ距離を詰めていきます。
それが私の心をしっかりと掴んで離さないのです。
美世の美しさ
義母や義妹の心が醜ければ醜い程、美世の綺麗な心が美しく映ります。
使用人以下の生活をしていた美世は、とても働き者です。
清霞の家は、通いで年老いたゆり江が来るだけで、他の事は全て自分でしなければいけません。
しかし、美世にとってはそれは全く苦ではなく、むしろ清霞の役に立ちたいと率先して取り組むのです。
今まで自分に全くお金をかけてこなかった美世は、清霞やゆり江から化粧品やくしを与えられて、美しさを取り戻します。
元が良い美世の美しさに、清霞は心を奪われていきます。
女性の私から見ても、美世はとても美しいです。
そんな美世が少しずつ清霞に笑顔を見せていく姿に、胸がキュンキュンしてしまいます。
派手な異能の戦闘
異能という、超能力があるこの世界。
清霞は雷を操り、他にも炎など自然現象を操る者から、宙を歩いたり物を浮かせたりと、様々な異能が存在します。
その為、戦闘シーンは派手で、見ごたえがあります。
清霞がキレると、建物も破壊する程の異能の力を出して、敵をなぎ倒すのです。
その姿は、恐ろしいのに美しく、思わず見入ってしまいます。
恋愛ストーリーだけではなく、異能もこのマンガの魅力を上げています。
まとめ
初めて本屋で「わたしのしあわせな結婚」に出会った時、あまりに綺麗な絵柄に心を奪われました。
イラストだけキレイな漫画もありますが、このマンガは小説をマンガ化したので、内容も濃いです。
ひどい扱いを受けていた美世が、清霞と釣り合う女性になりたいと、頑張る姿は心から応援したくなります!
そして清霞が不器用ながらに美世と距離を詰めていく姿が、かっこよくて胸が高鳴ります。
私は内容も、イラストもどちらも大ファンになったので、久しぶりに特装版を購入しました!
特典のしおりは、大切にパソコンの前に飾っているほどのハマりっぷりです。
恋愛漫画を読んでみたいな~
という方は、是非一度読んでいただきたいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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