子供の頃から、ずっと漫画が大好きな〝ふく〇〟です。
今日は、2015年から〝小説家になろう〟で連載され始めた「蜘蛛ですがなにか?」はアニメ化もされており、子供から大人まで人気の作品です。
我が家の子供たちも大好きで、アニメ・マンガだけでなく、別冊の「蜘蛛子四姉妹の日常」をお小遣いで買って読みこむほど、ハマっています。
幅広い年齢層で人気が出たこのマンガの累計発行部数は、430万部を突破しています。
授業中にものすごい光に包まれたと思ったら、異世界で蜘蛛に転生していた主人公。
元の世界では、家でも学校でもひとりぼっちで、ゲームだけを心のよりどころにしていました。
異世界にきたことで、今度は自分らしく好きなように生きようと決めるのです。
このマンガは
- 王道の異世界転生モノは飽きている方
- 今の生活が息苦しく感じる方
- 前向きな主人公が好きな方
- 最弱モンスターの成り上がりを見たい方
- ゲームのような世界が好きな方
- バトルマンガが好きな方
などにおススメです。
あらすじ
底辺女子高生だった私。
突然何かに覆われており、拉致でもされたのかと驚きます。
しかし、必死に閉じ込められている場所から出ると、周りには蜘蛛がひしめいていたのです!
自分の姿も、蜘蛛です。
これはもしかして、今話題の異世界転生!?
でも、蜘蛛だなんて・・・ないわー!!ないわーーー!!
と地面を転がりまわるのですが、現実から目を背けてはいけないと、すぐに立ち直るのです。
腹が減っている蜘蛛たちは、兄弟を食べています。
更に、母親らしき巨大蜘蛛も、自分たちをおやつのように食べているのです。
私は、その場から逃げることにします。
安全に場所まできたけれど、情報が少なすぎて手詰まりになります。
すると、頭の中に『現在取得スキルポイントは、100ポイントです』と響きます。
どうやら、この世界はゲームのようにスキルがあり、それをポイントで取得できることを知るのです。
洞窟のような場所で、周りは自分より強そうなモンスターがひしめいています。
極度の空腹に襲われて、死にそうになった主人公は、保険の為に持っておいた兄弟の死骸を「苦い!まずい!」と吐きながら、私は生きる為に食べる!!絶対に生き抜いてやる!!と根性で食べるのです。
私はこの世界で、蜘蛛として生き抜くと誓うのです。
登場人物
私(蜘蛛子)
元女子高生。
ある日異世界の蜘蛛に転生する。
転生したのはスモールタラテクトという蜘蛛で、弱い。
しかし、不屈の精神と、絶対に死にたくないという生への執着から、自分より強いモンスターに勝利しては、倒したモンスターを全て食べていく。
レベルアップを繰り返して、少しずつ進化していくのです。
マザー
クイーンタラテクトの一体で、異世界において蜘蛛子を産んだの母親。
蜘蛛子により〝マザー〟と名付けられる。
しかし、どちらにおいても親子という情は一切ない。
エルロー大迷宮内の全タラテクトの親と言う存在で、「眷属支配」というスキルを用いて、全てのタラテクトを支配している。
蜘蛛子はマザーからすると、異端な存在であり、全力で排除しようとしてくる。
管理者D
蜘蛛子の前に、スマホを通じて現れる。
女性の声。
彼女は神らしく、蜘蛛子のことを観察している。
蜘蛛子が発した独り言を、すぐに実現させる力を持つ。
謎が多い。
地龍アラバ
蜘蛛子が生まれた〝エルロー大迷宮〟を縄張りにしている龍。
高いステータスを所要している。
隙もなく、遭遇した蜘蛛子に死の恐怖と、それに屈した屈辱を与える。
王者の風格を持っている。
見どころ
蜘蛛ですがなにか?は今までにない異世界転生マンガです。
異世界×ゲーム要素×バトルに加えて、自分が蜘蛛になるという衝撃の設定です。
蜘蛛なんかを主人公にして大丈夫!?
と思いましたが、読んでみたら面白い!!
私が惹きつけられた点を書きたいと思います。
生への執着
蜘蛛に転生した私は、生への執着がすさまじいです。
生きる為ならば、どんなにまずくて苦いモンスターでも食べます。
戦いの中、足がもげようが、刺されようが、目がつぶれようが、決して生きることを諦めません。
自分より格上の相手でも、戦略を練り倒して食べていくのです。
ちょうどこのマンガと出会った時、私は交通事故に遭い、半身が動かなくなってしまっていました。
日々眠れないほどの激痛で、入院を勧められる中、このマンガと出会いました。
生きるのが辛い・・・
なんでこんなに痛い思いをして生きなくてはいけないのだろう・・・
そう思っていた自分に、蜘蛛子のどんなことをしてでも、絶対生き抜いてやる!!
と言う強い気持ちに心を打たれて、蜘蛛子を見習いたいと思いました。
凄まじい頭脳戦
弱いモンスターである蜘蛛子は、普通に挑めば負けてしまいます。
そこで蜘蛛子は、女子高生の時にしていたゲームの知識や、知恵を絞って自分より強い敵に勝つ方法を考えるのです。
ゲームのような世界と言っても、死ねば終わってしまいます。
決して死なないと決めている蜘蛛子は、スキルも読み込み、必死に打開策を見出していくのです。
その頭脳戦が、見ていてとても楽しいです!
主人公がポジティブすぎる!!
女子高生が蜘蛛に転生したというのに、主人公は受け入れます。
食事は蜘蛛なので、モンスターの死骸。
「ないわー」と口癖のように言いながらも
「ま、いっかー」と全て許容してしまう彼女は、本当にポジティブ!!
たった1人で頼れるものも居ないのに、元々ゲーマーだった蜘蛛子はステータスやスキルがあるこの世界にすぐに順応して、楽しむのである。
この世界では自由に生きる!
そう決めて、彼女は常に前向きに全ての困難と立ち向かうのです。
アニメ版では、更にクリクリとした瞳で描かれて、見た目の可愛さもアップします。
明るい蜘蛛子の内面と、よく合っていると思います。
まさか自分が、蜘蛛のぬいぐるみが欲しいと思う日がくるとは思いませんでした!
まとめ
蜘蛛ですがなにか?は、異世界に1人放り出された女子高生が、必死に生き抜いていくマンガです。
絶望して諦めそうになる場面でも、主人公は絶対に生き抜くと決め、突破口を見つけ出すのです。
その執念と努力が報われた瞬間、私も「やった!」と一緒になって興奮します。
自分より格上に挑む主人公。
次はどんな相手と、どんな風に戦うのかと、ワクワクする漫画です。
もう普通のバトル漫画や、異世界転生ものはちょっといいかな・・・と思い始めた方に、この蜘蛛ですがなにか?はお勧めです!
是非気になった方は、一度読んでみてくださいね。
最後に、アニメ版で蜘蛛子の声を担当してくださった〝悠木碧さん〟。
蜘蛛子は基本ソロなので、ほぼ悠木碧さんのひとり芝居となります。
それをイメージを損なうことなく成し遂げ、エンディングでは、恐ろしい程の活舌の良さを披露してくださいました!
子供たちと共に感動し、ドライブの際にはこの曲を流しております。
この場をお借りして、素晴らしい声を吹き込んでくださった悠木碧さんに、心から感謝致します!
ありがとうございます!!
最後まで読んでくださり、ありかどうございました。
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