「YouTuberにチャレンジしてみたい!」そんな学生は多いと思います。
私の息子もその1人です。
正直YouTuberってよく分からないし・・
心配だわ
そんなお母さんに、2年間YouTubeの仕事を体験してきた私の、1つの意見をお伝えしようと思います。
引き延ばさずに、私が出した結論はこちらです。
YouTubeは「副業」にしておきなさい
それでは、なぜそう感じたのかお話していきますね。
YouTuberは世間の風当たりが強い
親としては、子供に生き生きと、好きな仕事についてほしい。
でも、心配なので出来るだけ安定した職業に就いてもらいたい。
その心配通り、YouTuberは、非常に不安定な職業です。
自分がYouTubeをしていると言うと、「YouTuberwワロスワロスw」(本当に言われました)とバカにしてくる方が大半です。
自称YouTuberが問題を起こすニュースも見るし
世間からの風当たりは強いよね
同時に1本で10万再生を超えてくると、いきなり態度を変えてくる。
大きなお金が動く可能性がある世界なので、同業者であっても気が抜けない場面が多々あります。
同じ時期にYouTubeを始めた仲間は、心が折れて
半分以上今は活動していないんだ・・
一部の人は大幅にチャンネルが伸び、大成功をしていますがその分睡眠時間や大好きなお酒を断って、日々努力されてていました。
その間も友人にはバカにされ続け、いつか見返してやる!と動画を釣ぐり続けたそうです。
YouTuberは周りからは理解されにくいため、1人で頑張る必要が出てきます。
家族だけでも、頭ごなしに否定せず
理解や歩み寄りをしてほしいな
YouTubeは楽しいだけではない
「好きを仕事に」という言葉が先行して、楽しいというイメージがついてしまっています。
好きなことだけでは動画は回らないよ。
好きなことのために、苦手なことも頑張る世界がYouTube!
お金を頂くにはその金額に応じた責任とリサーチ、作業量が必要です。
スポーツでも基礎練習が必要なように
YouTubeでも、小さな作業の積み重ねが大切なんです
視聴者の好みやトレンドの流れが非常に早く、3か月で回る動画の内容やサムネがガラッと変わります。
一時期回ったから、ずっと回り続けるわけではないのです。
そのため、YouTubeで食べていっている人は、誰よりもリサーチを欠かしません。
それがYouTubeの現実です。
一度チャレンジすることで得るものは大きい
やりたいという気持ちを押し込めるのは、難しいです。
そして、ダメと言われればしたくなるのが人間です。
家にスマホやパソコンがあるのならば、一度動画を作るチャレンジは経験のために良いと思います。
でも、YouTubeでの約束事は初めに決めておいてね
その際、子供の好きにされることはおススメ出来ません。
- ライブ配信はしない
- 出来上がった動画は一度親が確認をする
- 自分の顔・身元が分かる画像は出さない
- 著作権について学ぶ
- コメントは返す前に、一度見返す
親子で、ここは守りましょうという約束事を決めることは大切です。
個人情報が一度流れてしまうと、消すことは出来ません。
デジタルタトゥーは後でどんなに後悔しても、元に戻すことは出来ません。
配信は動画を作ることと比べて、ぶっつけ本番ですぐにすることが可能です。
友達がしているから大丈夫。
そんな気持ちで始めて、本人だけでなく家族にも迷惑がかかる場合があります。
同じように著作権も大切です。
他のチャンネルがしているから大丈夫。
実際に訴訟を起こされたチャンネルは、基本は削除されているので見えていないだけです。
法律に違反して、絶対に大丈夫ということはありません。
面倒でも一度、親御さんが確認をすることを強くお勧めします。
学生の伸びしろはスゴイ!
YouTubeってやっぱり怖い・・
させたくないわ
動画編集の体験は、今の時代に合っていると思うよ
ブルーベリーでおなじみのわかさ生活は、個性あるショートで子供たちにまで知られる会社となりました。
今は企業もSNSやYouTubeに広告を出すだけでなく、自社でアカウントを作って宣伝している時代です。
YouTubeの動画編集経験は、1つの力になると思います。
また、一度動画を作ることで「こんな作業もうやりたくない!」と、自分は動画編集には向いていないことが分かるかもしれません。
実は、チャンネルを作ったけど
1本も動画を作れなかった人も多いんですよ
私も全てのジャンルをリサーチできていないので、こちらはゲームチャンネルに限られますが学生の本気の力は凄まじいです。
自分の憧れるチャンネルの好きなところを吸収する力。
自分の好きに注ぐエネルギーの濃さは、こんなにすごいのかと驚きます。
下手にコンサル頼りの副業YouTubeより、伸びている人が大勢います。
YouTube部という部活動をしていると思って、一度チャレンジをすることは良いと思います。
チャレンジは大学生までで一度就職をした方がいい
今、YouTubeが少し変化しているのを私は感じています。
YouTubeのアドセンスだけでは、生活していくのが厳しいと感じている人が増えてきているからです。
そのため、別の方法で収入減を得ようとしている方が大勢います。
私もYouTube以外の収入もあるから、
2年間YouTubeを頑張れているんだよ
YouTuberになるということは、個人経営者になるという事です。
多く稼げば、未成年でも確定申告をする必要も出てきます。
世のフリーランスで活動している方の悩みと、共通する問題が起きてきます。
YouTubeでの収入がなくなっても、生活に困らないくらいの資産が出来るまでは、YouTubeは副業にすることをお勧めします。
もう1つの収入があることで収益化停止=無収入というリスクを減らすことが出来るからです。
一度社会に出て、固定給があることは非常に有利です。
動画作りが大変でも、常に収入がある状態は、精神的に安定します。
焦っている状態では良い動画を作り続けることは難しくなり、それがより焦りを生みます。
それは、実際にYouTubeをすることで、本人が一番感じると思います。
YouTubeを遊びではなく、本気で取り組み得た経験はその人の力になります。
やらないことを後悔するより、親子で話し合ってチャレンジする道もあるよ
子供にYouTuberになりたいと言われたら
始める前にルールを決めて、すぐにチャレンジするのがおススメです。
部活動が「YouTuber部」だと思い、やり切ることで自分に向いているかどうかも分かります。
YouTubeでは作っていて楽しい動画と、伸びる動画は違います。
それは一度経験してみないと分からないことです。
同時に怖い部分も多くあります。
著作権や肖像権、法律は「知らなかった・悪気が無かった・子供だから」が通らない世界です。
ただダメだというのではなく、何故ダメなのかを知るキッカケにもなると思います。
子供が興味を持った時が、才能とスキルを伸ばす一番のタイミング。
スポンジのように、お子さんが失敗も含めて経験を吸収していくことも大切だと私は思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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