子供の頃からマンガが大好き!今は子供たちとマンガ生活を楽しんでいる〝ふく〇〟です。
今日は〝韓国の小説〟をマンガ化した「捨てられた皇妃」について書こうと思います。
私はこのマンガは〝ピッコマ〟というサブスクリプションで見つけました。
フルカラーの、とても綺麗な絵柄に惹きつけられて、読んでいるうちにドハマリしました。
課金をして読み進め、単行本まで購入しました。
日本語に翻訳された小説も、心理描写が漫画にはでは省略されたシーンがあり、面白いです!
マンガの方は、キャラクターデザインが素晴らしく、どのシーンも画集を切り取ったかのように綺麗です。
どちらも魅力的なこの作品は、多くの人の心を掴みました。
目を背けたくなるほど、不遇な運命を辿った少女が、9歳の頃まで時間が巻き戻るお話です。
もう二度とあんな生活は嫌だ!と、必死に運命を変えていきます。
しかし、神のお告げにより定められた婚姻を白紙に戻すことは、容易くありません。
必死に運命に抗い続け、今回の生では幸せな未来を掴むことが出来るのでしょうか?
このマンガは
- 恋愛漫画が好きな方
- 過去に転生して未来を変える物語が好きな方
- キレイなドレスに、胸がときめく方
- カッコイイ男子が見たい方
- 貴族ならではの戦いを見たい方
という方におススメです。
あらすじ
千年の歴史がある、カスティーナ帝国
神が存在し、神からのお告げがある世界が舞台です。
「皇太子の伴侶が産まれる」というお告げを受けてから産まれたモニーク公爵家の女の子が、そのお告げの人物であろうと、幼い頃から皇后として育てられます。
皇太子が即位した時、皇宮の湖な神秘的な少女が現れます。
異世界から現れたというこの少女が、真のお告げの少女であったと最終的には判断されます。
異世界から少女が正妻となり、モニーク家の公女アリスティアは側室となるのです。
異世界から現れた美憂は明るく、素直で、伴侶となったルブルスと仲睦まじく過ごします。
側室となったアリスティアには厳しく、冷たい態度を取るのに、美憂のことはとても大切にするのです。
異世界から現れた美憂は、この世界の知識がなく、正妃としての仕事をすることが出来ません。
それは全て、側室であるアリスティアがこなしていました。
幼い頃から、正妃となる為に育ってきたアリスティアにとっては、それは辛い日々でした。
しかし、心からルブルスのことを愛していたアリスティアは、辛くても、必死にその仕事を淡々とこなすのです。
しかし、運命は更に彼女を苦しめました。
ルブルスの子を身ごもったアリスティアは、偶然ルブルスに推されて転倒し、流産してしまいます。
それによって、ついに精神が崩壊し始めたアリスティア。
アリスティアの父は、それを見てルブルスに激怒し、アリスティアを家に連れて帰えると約束します。
しかし、それは叶わず、父は身ごもった美憂を襲ったという無実の罪を着せられて、処刑されてしまうのです。
まだ父の死を知らないアリスティアは、父を助けたもらう為にルブルスからの屈辱な命令に従います。
しかし彼は笑って、既に父は処刑されたことを告げるのです。
それに怒り絶望したアリスティアは、ルブルスをかんざしで刺します。
皇族を殺害しようとしたという罪で、アリスティアは処刑されてしまいます。
自分の首が飛ぶ寸前「もし、また生まれ変わったとしても、二度とあなたを愛したりしない」と誓うのです。
目が覚めると、そこは生まれた家でした。
そして、アリスティアは9歳の頃の姿になっていたのです。
困惑した彼女は、二度とあのおぞましい未来は嫌だと、ルブルスの伴侶にならないよう行動し始めるのです。
登場人物
アリスティア・(フィオニア)・ラ・モニーク
このマンガの主人公。
美しい銀の髪と、琥珀色の瞳の美しい少女。
産まれた時からお告げの子とされ、次期皇后として厳しく育てられる。
アリスティア自身も、伴侶であるルブルスのことが好きだったので、良き皇后になれるよう励んでいた。
しかし美憂が現れたことで、それは叶わず、最後は処刑されてしまう。
その直後、9歳の時まで時間が巻き戻り、もう一度人生を歩み直すこととなる。
ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ
カスティーナ帝国の皇太子。
青い髪と瞳を持つ美しい青年。
アリスティアより5つ年上。
何故かアリスティアの事を嫌っており、アリスティアに酷く当たる。
美優
異世界から突如現れた、漆黒の髪と瞳。
神ビタの「選びし子」で、真のお告げの少女。
しかし次元のねじれにより、別の世界に生まれてしまったのを、神は急いでこの世界に呼び戻した。
アレンディス・デ・ベリータ
ベリータ公爵家の次男。
「若き天才」と呼ばれる程、聡明な頭脳の持ち主。
緑の髪と瞳を持つ。
アリスティアより3つ年上。
父からアリスティアの事を聞き、自分以外にもこんな案を出せるものがいるのかとアリスティアに興味を持ち近づいてくる。
しかし、それは未来の自分が作り出したものとは、アレンディスは知らない。
アリスティアの前ではニコニコしているが、腹が黒い。
カルセイン・デ・ラス
ラス公爵家の次男で、ルブリスの従兄弟。
「最年少騎士」となる程、天才的な剣技の才覚の持つ。
赤い髪に水色の瞳。
アリスティアより3つ年上。
父の跡を継ぐために、剣術を学び出したアリスティアに剣術を教えてくれるようになる。
感情で動き、じっとしていることが苦手。
見どころ
このマンガは、なぜアリスティアが過去に戻ったのかという理由が、ハッキリとしています。
選ばれし子が、別の世界に誤って生まれてしまいった事で、それを埋める為にアリスティアの運命が大きく変わりました。
悲惨な生涯を送ったことを、神ビタは哀れに思い、償いとして自分が与えられている権限を使ってアリスティアの時間を巻き戻したのです。
それを知ったアリスティアは、神の存在を否定すると神に宣言します。
アリスティアの強い意志
前の生があれほど辛かったのに、自分は美憂が居ない間の繋ぎでしかありませんでした。
それに酷く心を痛めて、神を憎んだアリスティア。
次は絶対に、ルブルスのことは愛さない!
ルブルスとは結婚しないことを決意します。
しかし、既にルブルスとアリスティアは神からのお告げで、将来伴侶となることが決まっています。
アリスティア以外は、美憂が来ることは知りません。
神が存在し、お告げが有る世界で、神に背くことは難しく、アリスティアはどうしたらいいか分からないながら奮闘します。
あんな未来は絶対に嫌だという、強い意志が、アリスティアを支えてくれます。
時に傷つきながら、運命に抗うアリスティアの姿に胸を打たれます。
親バカで、イケメンすぎるお父様
アリスティアの恋愛候補から外れているはずの、お父様。
非常にイケメンです。
恐らく、この物語で最もいい男なのではないでしょうか・・・?
早くに妻を亡くしたモニーク公爵は、ひとり娘のアリスティアをとても大切にしています。
前の生では上手く気持ちが伝わりませんでした。
しかし、巻き戻った世界では、お互いが素直になり、良好な親子関係を築きます。
娘から〝パパ〟と読んでもらいたいという、可愛らしい面も見せて、女性のハートを打ち落としにかかってきます。
地位有り、金有り、大人の包容力有り、イケメン・・・
もう・・・お父様がヒーローで
良いのではないでしょうか!??
そう血迷ってしまうくらいには、素敵な男性です。
アリスティアが結ばれるのは誰!?
物語が進んでいくことで、前の世界ではアリスティアとはあまり接点が無かった、カルセインとアレンディスとアリスティアは親しくなります。
アリスティア自身が、モニーク家のひとり娘なので、将来誰かと結婚する必要があります。
運命から逃れられず、再びルブルスの妻となるのか。
それとも、新しく表れた2人のうちのどちらかと結ばれるのか・・・非常に気になります!!
権力・知的・騎士と、見事に魅力が分かれているこの3人のうち、一体アリスティアは誰と結ばれるのでしょうか!?
・・・3人ともかっこいいので、むしろハーレムになって欲しいとすら思ってしまいます。
そう思ってしまうくらい、前のアリスティアの生涯は悲惨なものでした。
どうか・・・どうかアリスティアが幸せになれますように。
アリスティアを幸せに出来ないのならば、結ばれることは許せない!!と思うくらい、ハッピーエンドで終わって欲しいです。
まとめ
捨てられた皇妃は、韓国の小説を携帯マンガとしてフルカラーで作られたので、発売されている漫画もフルカラーです。
その為、まるでアニメでも見ているかのように綺麗です。
可愛らしいドレスをフルカラーで見ることが出来るのは、女性として嬉しいです。
人間としてどうかしてるんじゃないか?と思うほど、最初のルブルスはアリスティアに酷いことばかりをします。
しかし、時間が巻き戻った理由を知った時、1Pだけ気になるページが差し込まれます。
必死にアリスティアの名を呼んで、目を開けてくれと泣いている男性の髪の色は「青」のように見えるのです。
もしかすると、アリスティアを処刑した後、あの非道な彼が、アリスティアを求めていたのでしょうか?
真実は分かりません。
分かりませんが、とても印象深く、気になるのです。
そのこともあり、この物語の続きが気になって仕方ありません。
ピッコマの方では完結したこのお話。
今は小説では外伝がつづられています。
しかし、ピッコマで課金をして読むと、少し高くなってしまうので・・・
何度も読み返したい方は、単行本のマンガをお勧めします。
ハマると、キュンとするシーンを何度も見返したくなりますよ~!
最近ときめきが足りないという方、是非読んでみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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