小学生の時から、マンガが大好きな〝ふく〇〟です。
1999年から白泉社の「LaLa」で連載が始まった「お迎えです」は2016年にドラマ化されました。
うさぎの着ぐるみが出てくるこのマンガは、キャラも設定も変わっていてノリも良く、読んでいると思わずツッコんでしまいます。
ストーリーに合わせて、私の感情も激しく変わっていくので、読み終わると気分がスッキリするので、お気に入りのマンガです。
お迎えですは、ドラマ化もされた人気マンガで、7巻で完結しています。
霊を見ることが出来る主人公円(まどか)は、霊をあの世に連れていく仕事をしているナベシマ達と出会います。
霊を体内に入れても、主導権が取られないということが分かり、この世に未練があり、成仏できない霊に体を貸して、未練を無くすアルバイトをすることになります。
しかし、その報酬は死後。
生きている間は、タダ働きで成仏できない霊の為に、ナベシマ達に協力をするのです。
このマンガは
- ちょっと変わったストーリーが好きな人
- 笑ったり、感動したりしたい方
- 恋愛漫画が好きな方
- 幽霊など、非現実的なものが好きな方
- 死というテーマと向き合いたい方
などにおススメです。
あらすじ
ある日近所で亡くなったおじいさんが、成仏できずにいることを知った円。
じいさんと格闘しているウサギのきぐるみと偶然出会います。
ラブリー月刊だというナベシマは、ウサギの着ぐるみを脱ぐことが出来ません。
「こんなふざけたウサギの言うことなど聞けるか!」と、じいさんは頑なに成仏しません。
しかし期限内に成仏をしなければ、記憶をリセットして何もかも忘れた状態で、あの世に連れて行かなくてはいけないのです。
それを知った円は、ナベシマ達を手伝うことにします。
登場人物
堤 円(つつみ まどか)
大学受験を控えている高校生。
生まれつき霊が見える体質ではなく、ある日突然霊が見えるようになる。
自分の体に霊を憑依させても、乗っ取られないという特異体質を持つ。
特異体質を使って、霊をあの世に送るアルバイトをしないかと誘われる。
感情をあまり顔に出さず、誤解されやすい。
犬が苦手。
ナベシマ
GSG送迎二課の社員。
霊が迷子にならないように、あの世に連れていく仕事をしている。
任務の為肉体を持っているが、ナベシマも死者。
上司から様々な月刊を強要されており、マンガではラブリー強化月間な為、可愛らしいウサギの着ぐるみを着ている。
イケメンで、面倒見がよく、気のいいお兄ちゃんタイプ。
喫煙家。
ゆずこ
GSG送迎二課の社員で、ナベシマのペア。
小柄で可愛らしい、若い女性。
真面目な性格で優しく、子供たちに好かれやすい。
普段はナベシマに振り回されたり、いじられたりしている。
包容力のある、大人の女性な一面も持つ。
阿熊 幸(あぐま さち)
女子高生。
霊を見ることが出来、自身も幽体離脱が可能。
円と同じようにアルバイトをしている。
柔道を習っており、強い。
ナベシマのことが好き。
いつもナベシマと一緒に居られる、ゆずこのことを敵対視している。
犬を飼っている。
見どころ
お迎えですは、本来は見ることが出来ない霊の話です。
生きている人間と、世界が分かれてしまった死者の世界。
交わることは出来ない2つの世界を、霊が見えるという特異体質から、主人公はどちらも見ることが出来ます。
本来ならばあり得ないその世界は、見どころがたくさんあります。
お笑い要素満載
霊が出てきますが、このマンガは怖い要素がありません。
死神の立ち位置であるナベシマ達も、とても明るく、毎月ふざけた強化月間を上司から強いられて、コスプレばかりしています。
書き方によっては、重く暗くなってしまう話題ですが、お迎えですはコミカルで、笑いの要素がふんだんに盛り込まれています。
思わずツッコんだり、笑ったりするので、元気がない時に読むと、気持ちが晴れやかになります。
霊たちの未練
霊たちは、様々な未練があって、成仏が出来ません。
人によって、理由は様々です。
孫が見たい。
ずっと病弱で、走ったこともない。
唯一の友達だった犬と遊んでみたい。
好きな女性に頼まれたマフラーを、きちんと編み上げたい。
本人にとっては、成仏が出来ない程大切なものなのです。
それと区切りをつけて、最後は自分の意思であの世へとナベシマ達と旅立っていく霊たち。
それを見届けると、苦しい気持ちの中、気持ちが前向きになるのです。
恋の行方
あの世とこの世が混じっているこのマンガでは、恋をしても届かない壁があります。
相手を思う気持ちが、本物で真剣な程、霊である方はその想いに応えるわけにはいかないのです。
成仏しなければいけないのに、好きな人との約束に鎖で縛られて、動けなくなっている霊もいます。
生きていく側も、あの世に行かなくてはいけない側も、愛する人と別れなければいけない。
その想いになんとか区切りをつけようと、円達ともがくのです。
その姿が、胸を締め付けられて・・・
今生きている自分は、くいが無いように自分の気持ちに素直になろう!と思うのです。
ストーリーが進むほど、恋愛要素が強くなっていきます。
次第に、登場人物たちの恋の行方が気になっていきます。
まとめ
お迎えですは、1999年から連載されていて、私はリアルタイムで読んでいました。
それでも、今紹介する程お気に入りのマンガです。
「良い人生だった!」と、未練なく成仏したいですが、現実ではそれは難しいです。
人はたくさん未練がある中、愛する人と別れてあの世に行かなければいけません。
このマンガを読むと、
生きている間はせいいっぱい生きよう!
という気持ちが強くなります。
私に元気をくれた、このマンガは是非たくさんの方に読んでいただきたいです。
気になった方は、是非読んでみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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