今回は、キャンプでも活躍する固形燃料(カエンニューエース)についてお話ししたいと思います。
メスティンで、ご飯を自動炊飯する時に大活躍するので、この固形燃料調理をしている方も多いです。
固形燃料で、料理できるの?
実はできるんです!
手軽なので、おススメですよ♩
今回は固形燃料について詳しく書いているので、
・固形燃料で本当に調理できるのか、不安な方
・そもそも固形燃料ってなんなのか、知りたい方
・固形燃料には、どんな種類があるのか知りたい方
におススメの記事となっています。
気になる方は読んでみてくださいね。
固形燃料とは?
カエンニューエースは、業務用洗剤や固形燃料等を作っている〝株式会社ニイタカ〟という会社の固形燃料です。
旅館でのお食事で出てくる
小さな鍋や焼き物で良く見る水色の丸いヤツだよね。
料亭や懐石料理で使われているイメージがあるよね。
マッチやライターで火を点けるだけで燃料が無くなるまで燃え続けてくれます。
見た目が水色のゼリーに見えますが絶対に食べてはいけませんよ。
固形燃料にも、ちゃんとたべられませんって書いてありますね。
固形燃料は何から作られているの?|成分紹介
カエンニューエースの主成分はメチルアルコールです。
お酒のアルコール(エチルアルコール)によく似た名前ですが、全く別物です。
同じアルコールなのに?
全く違うぞっ!
また現れたわね!
酒である、エチルアルコール、エタノールを示性式(化学式みたいなもの)で表すと、
C2H5OHなんだ
人が飲むと、体内の分解酵素によって代謝されアセトアルデヒド(CH3CHO)に化学変化するんだ
その後酢酸(CH3COOH)に分解されて、体の外に出されるんだぜ
うーん…
とりあえず、人の体内で分解されて、尿で外に出るってことかな?
メチルアルコールは違うの?
全く違うぞっ!
固形燃料(メチルアルコール、メタノール)はCH3OH
よく似てるじゃないか…
人の話は最後まで聞くように!
人の話は最後まで聞くように!
ここからが大事なんだ!
ご…ごめんよ
体内に入ってからが違うって事?
メチルアルコールを人が飲むと、
代謝によってホルムアルデヒド(HCHO)に変化した後、
更にギ酸(HCOOH)に化学変化するんだ。
このギ酸は非常に恐ろしい!
目の網膜を破壊してしまうため、失明や最悪死の危険があるんだ!
こ…怖すぎる!
絶対にふざけて飲んだりしないように!
分かったよ!
絶対に飲まないし、飲ませない!
大事なことを教えてくれて、ありがとう!
燃料用アルコールはメタノールが主成分であるため、燃料用アルコールを飲んだことによる失明や死亡事件が昔日本でも多くありました。
アルコールストーブを使うキャンパーさんも多いと思いますが、燃料用アルコールは絶対に口に入らないように取扱いには十分に気を付けてくださいね。
固形燃料で気を付けるポイント
- 絶対に食べない
- 火が見えにくいため、火傷に注意
何故食べてはいけないのかは、上記の成分で詳しく説明しました。
固形燃料や燃料用アルコールの炎は青い色で昼間は見えにくいのが特徴です。
確かに、青い火って見にくいよね。
火が点いていることに気付かずに放置してしまい、
火災や火傷の危険がありますので注意してくださいね。
種類と燃焼時間
さて、固形燃料カエンニューエースはどれも同じに見えても、実は大きさにバリエーションがあって、それぞれ燃焼時間が違います。
調理したいものに合わせて、大きさを選ぶと無駄が無くて良いですよ。
大きさと燃焼時間の目安
大きさ | 燃焼時間目安 | 主な用途 |
7g | 11~15分 | 湯沸し |
10g | 13~17.5分 | 早ゆでパスタ(3分ゆで)
シェラカップ炊飯(0.5合) |
15g | 14.5~19分 | 早ゆでパスタ(5分ゆで)
蒸し料理(蒸しパンなど) |
20g | 16~22.5分 | 蒸し料理(温野菜など) |
25g | 18.5~25分 | メスティン炊飯(1合) |
30g | 18.5~26分 | メスティン鍋 |
35g | 19~26.5分 | メスティン鍋 |
40g | 19.5~26.5分 | メスティン炊飯(1合)+目玉焼き等おかず1品 |
※燃焼時間はあくまでも目安です。
実際に使う状況(風や気温など)により大きく変わる場合があります。
また、用途も気温や水温によっては、想定よりも時間がかかる場合があります。
私はメスティンを自動炊飯かパスタで使うことが多いので、15gと25gをよく使います。
ブログやインスタで、レシピ付きのメスティンを使ったキャンプ飯をご紹介しているので、気になる方は読んでみてくださいね。
購入場所
固形燃料は、簡単に手に入れることが可能です。
100均では3こセットで販売しています。
他にも、ホームセンターやキャンプ用品を販売しているお店でも、購入が可能です。
価格も20円~40円のものが多く、手が出しやすいです。
我が家はたくさん使うので、ネットでお得にまとめて購入しています。
カエンニューエースの保存方法
カエンニューエースは、ゲル状の燃料がラップしてありますが、完全に密封されているわけではありません。
何もせずに長期間放置すると徐々に燃焼成分が気体となってしまって、しなびて使えなくなってしまいます。
アマゾンのレビューなどで「しなびて使えなくなった」というコメントを良く見かけますが、
おそらくそのまま置いておいたものと思われます。
ちゃんと対策をとれば、大丈夫です。
アマゾンなどで買えるのは1袋20個入や40個入だったりするので、通常は一度に使いきれません。
そのため一度封を開けたら、パッキンが付いている密閉した容器に入れて、直射日光の当たらない涼しい所で保管してください。
私は100均の密封できるパッキン付きのタッパーに分別して入れて、
押し入れの奥にストックしています。
今のところ、この保管方法で困ったことはありません。
とはいえ…我が家は家でもメスティン飯を作りまくっているので、数カ月で使い切っています。
使えなくなってショックを受ける前に、家でキャンプ飯の練習として、作ってみるのもおススメです。
小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、誤食の無いよう厳重に保管してくださいね。
持ち運びについて
固形燃料は1個ずつ小分けできるゲル状の固体なので、持ち運びにとても便利です。
キャンプに行く際は、ダイソーで売っている密閉容器の丸ミニパック70ml(4個入)入れるのがおススメです。
30gまでのサイズなら1個ずつピッタリ入るので持ち運びに便利です!
固形燃料は固体ですが引火性が高いので、バーナーや焚き火など火の近くや、車のダッシュボードなど高温になったり直射日光が当たる場所には置かないよう注意しましょう。
まとめ
今回はキャンプでも調理に大活躍する、固形燃料を詳しくご紹介しました。
大体燃える時間が決まっているので、時間を計らず、火が消えるまで放置して自動でご飯を炊くこともできるので、とても重宝します。
気になる方は、こちらで詳しくご飯の炊き方を紹介しているので、読んでみてくださいね。
上手く固形燃料の力を借りることで、キャンプ調理がグンと楽になるので、使ってみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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