小学生の時から、お小遣いを漫画に全力投球してきたふく〇です。
今日は、講談社の「kiss」で2013年から連載されている「カカフカカ」について書いてみました。
私・・・このマンガにドハマリしまして!!!
雑誌でリアルタイムで読んでおりました。
全11巻で完結しており、ドラマ化までされたこのマンガ。
電子書籍を含めて、累計発行部数が250万を突破しているんです!
自分に自信が全くない主人公が、同棲していた彼と別れることになりルームシェアをすることに。
そこには、中学の時に付き合った元カレが住んでいた!!
しかも何故か彼はEDになっていて、偶然自分だけに反応することが分かります。
元カレから治療に協力してくれと頼まれるお話です。
なに、そのエロマンガ設定・・・
と引くのですが、内容は大人の不器用な恋愛漫画です。
このマンガは
- 恋愛漫画が好きな方
- ありきたりのストーリーに飽きてきた方
- 自分に自信がない人
- 個性が強すぎるキャラが魅力に感じる人
- 常識に縛られて疲れている人
などにおススメです。
あらすじ
就職活動が上手くいかず、フリーター生活をしている主人公の亜希は、自分への自信がどんどんなくなっていっていました。
同棲している彼に尽くしていたのですが、ある日浮気現場を目撃してしまうのです。
浮気でもショックなのに・・・
まさかの心変わり!
もうそのベッドでは眠りたくないと、荷物をまとめて家を飛び出してしまうのです。
しかし、フリーターである亜希には、先立つものがありませんでした。
友達になんとかしばらく一緒に住ませてほしいと頼みます。
すると、ルームシェアで生活をしていた友達の1人が、「ちょうど自分がそこを出ていこうと思っているから、代わりに入ってはどうか」と言ってくれます。
しかも、自分が使っていた家具付きです。
友達も妊娠をして急遽結婚することになり、自分の代わりに住んでくれる人を探していたのでした。
さっそくルームシェアをしている部屋を訪れると、中学の時付き合っていた元カレ本行が住んでいました。
しかも、初体験の相手です!
関係を持った後、気まずくなってしまって自然消滅して、その後会っていませんでした。
現在小説家の作家として生計を立てている本行。
フリーターの亜希は、自分をみじめに感じます。
しかし、亜希と体をくっつけるだけで、下半身を固くする本行にドン引く亜希。
すると、本行は「実はここ2年程、まったく反応しない」と、信じられない告白をするのです。
それと同時に、小説も書けなくなった本行は、なんとかストックのネタでしのいでいたのですが、それももう限界です。
ピンチの本行から「絶対に変なことはしないから、協力して欲しい」と頼まれるのです。
登場人物
寺田 亜希(てらだ あき)
この漫画の主人公で、フリーター。
同棲していた彼氏と別れたが、貯金が無い為、敷金礼金のかからないルームシェアをすることにする。
学生の時は自分に自信があったが、周りが受かっていく中、自分だけが就活で上手くいかない日々を送って、どんどん自分に自信がなくなっていく。
家事スキルが高く、考え事をすると大量に料理を作ってしまうタイプ。
本行 智也(ほんぎょう ともや)
小説家。
顔は良いが、性格が変わっている。
人と積極的に会話をするタイプではないが、なついた人間とは普通に会話をする。
生活能力が欠如しており、食事を忘れて行き倒れる程。
何故か2年前からEDとなってしまい、同時に小説も書けなくなってしまった。
長谷 太一(はせ たいち)
このルームシェアの家主。出版社の編集者。
親のマンションに住んでいるが、家賃が高額な為ルームシェアをすることにした。
元、本行の担当者。
書く作品はすごいのに生活力が無さすぎる本行を世話を焼いているうちに、一緒に住むようになる。
裕福な家庭で育ち、今もお金には全く困っていないが、母親の毒親っぷりが酷く、母親を連想させる女性に拒否反応が出る。
栗谷 あかり(くりたに あかり)
とても綺麗な女性。
デザイン事務所で働いており、本行の熱狂的なファン。
このルームシェアにも、本行がいるから住んでいる。
自分の意見をしっかりと持っていて、言いたいことはハッキリと口にします。
食べることが大好きだが、作るのは苦手。
材料費を払って、料理上手の亜希にご飯を作ってもらうようになる。
見どころ
このマンガでは、見どころがたくさんあります。
学生の恋愛とは違い、勢いや熱量は少ないのですが、大人ならではのもどかしさ、慎重さ、駆け引きが繰り広げられていきます。
自己肯定が低い主人公の変化
学生の時は、根拠のない自信に満ちていた亜希。
しかし、就職活動をきっかけに、次第に自分は価値のない人間なのではないかと自信を失っていきます。
まるで自分の値札に、どんどん割引シールが貼られて行っているように感じて、彼氏に依存していき、卑屈になっていくのです。
頼られることに飢えている亜希は、みんなからそこに付け込まれます。
個性的なルームメイト達と関わっていくことで、亜希に少しずつ変化が表れていくのです。
住人4人の恋愛模様
女性2人、男性2人しか住んでいないのに、それぞれが恋愛を始めます。
あかりは本行の書く小説の熱烈なファンですが、本行の恋人にもなりたいという気持ちに気が付きます。
しかし、本行は亜希にしか反応しません。
長谷は母親からの結婚しろ攻撃に疲れて、自分の母親と似ていない亜希に契約結婚を持ちかけます。
しかし、次第に亜希に惹かれていくのです。
亜希自身は、本行のことが気になって入るのですが、クセが強すぎる本行の彼女は自分では務まらないと長谷との件に前向きに取り組みます。
そのことによって、4人の関係はどんどんこじれていくのです。
本行の治療は成功するのか
このマンガは、本行の原因不明のEDもメインとなっています。
何故か同時に小説も書けなくなってしまい、更に悩みが深刻になっていきます。
小説家生命も関わっているので、この件に関しては本行も必死です。
なんとか治療して、男としてもプライドも取り戻したい!
小説も書き続けたい!
本行はどちらも復活することが出来るのでしょうか?
まとめ
「可か不可か」というタイトルなだけあり、このマンガでは常にこれはありかなしかという問答がされていきます。
その問答は多岐にわたります。
契約結婚というのはありなのか、なしなのか。
治療と称して、同じベッドで眠るのはありなのか、なしなのか。
答えがあるようで無い問題に、登場人物の4人は悩むのです。
彼らが最後に出した答えは、可なのでしょうか?不可なのでしょうか?
その答えを知りたい方は、是非このマンガを読んでみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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