「魔道具師ダリアはうつむかない」は、なろう小説で連載がはじりました。
小説版もあるのですが、私は漫画派です!!
辛いことがあっても、くっと前を向く表情がたまらないのです!
ジョジョ好きならば知っている、「岸部露伴は動かない」のタイトルをもじったこの漫画。
育児で身も心も疲れていた私には、辛いことがあっても、自分の生きたいように生きようとする主人公が前を見続ける姿に、胸が震えて何度も励まされました。
この漫画は
- 前向きに頑張る主人公を見て、自分も!と元気になりたい方
- 最低な婚約者が〝ざまぁ〟されるのを見て、スカッとしたい方
- 異世界転生ものが好きな方
- 夢を追いかけるサクセスストーリーが好きな方
- もどかしく、甘酸っぱい恋を応援したい方
という方におススメです。
あらすじ
日本の企業でクレーム担当になってしまった主人公は、毎日頭を下げ続ける日々でした。
そんな彼女は残業中に、酷い胸の痛みに苛まれて、うつむいて亡くなってしまいます。
ずっとうつむいて生きてきて、死ぬ時でさえうつむいていた彼女は妖精や魔法も存在するファンタジーな世界に生まれ変わったのです。
優秀な魔道具師を父に、大切に育てられたダリア。
父が生み出す魔道具に魅了されて、自分も魔道具師の道に進みます。
ドライヤーや給湯器など、以前の世界では当然のようにあった道具が無い生活はストレスを感じ、父の力も借りながらその道具を作っていくのです。
優秀な魔道具師となったダリアは、兄弟子であるドビアス・オルランドと婚約をします。
恋から始まったものではないけれど、ダリアはドビアスが言うことに従い、良い婚約者であろうとします。
しかし、父がある日倒れて亡くなってしまった後、まだ傷がいえていない中、ドビアスから結婚前日に「好きな人が出来たから婚約を解消してほしい」と言われてしまうのです。
一人ぼっちになってしまったダリア。
父との思い出の道具の手入れをしながら、これからは自分のしたいように生きよう!と決めるのです。
登場人物
ダリア・ロセッティ
明るい赤色のストロベリーキャンドルと言われる髪の女性。この漫画の主人公です。
前世の記憶を持っていて、その知識を大好きな魔道具の発明に役立てています。
代々魔道具師の家系の一人娘。
あまり魔法などと比べると、あまり報われない仕事と言われている魔道具師としての仕事に誇りを持っていて、憧れている。
魔道具の材料となる、希少価値の高い素材などに目が無い。
ヴォルフレード・スカルファロット
黒髪に金色の瞳を持つ、伯爵家の四男。
身体能力が高く、魔物等と罰部隊の中でも、一番危険な
「赤鎧(スカーレットアーマー)」と呼ばれている部隊に在籍している。
魔剣が大好きだが、自分は魔力が無いので扱えない。
整った顔立ちと、金色の瞳に女性が惹きつけられ、魅了の力でもあるのかと疑う程女性に好かれる体質。
本人はそれを酷く嫌がっている。
カルロ・ロセッティ
ダリアの父。
幼いダリアの要望を叶えるため、給湯器を作る。
他にも魔道具師としての功績から名誉男爵という地位も持つ。
人々から頼られる存在で、様々な人に手を貸して貸しを作っては、それを秘密にして一人娘のダリアの手助けをしてほしいと頼んでいた。
ある日商会で倒れて、亡くなってしまう。
ドビアス・オルランド
カルロの弟子で、ダリアの兄弟子でもあり婚約者でもある。
ダリアには無い魔道具師としての才能を持っている。
しかし、優秀過ぎるダリアに劣等感を感じている。
自分の事をすごいと言ってくれた、受付嬢の女の子に運命を感じて、ダリアとの婚約を破棄するが、その後もダリアを困らせる。
見どころ
魔道具師ダリアはうつむかないは、とても見どころの多い漫画です。
中でも私が選ぶトップ3はこちらです。
打たれても踏まれても立ち上がるダリア
ダリアの人生は、前世も今も困難がダリアの行く前に立ちふさがります。
最愛で、たった一人の家族だった父の死。
愛は無くても、兄弟子として尊敬して大切にしていた婚約者の裏切り。
婚約が破談になったことで、新たに生まれる問題。
傷つきながらも、彼女は決して俯かず前を向きます。
そんな彼女の人柄に惹かれて、様々な人が彼女を助けてくれるのです。
誰しも、辛いことから逃げたくなる時があります。
自分の不運や不幸を嘆きたくなります。
けれど、ダリアはそれをグッと顔を上げて、乗り越えていくのです。
そのダリアの姿に、私は励まされるし、ダリアのように生きたいと強く思うと共に、彼女の魔道具師としての生き方を心から応援したくなるのです。
トラウマを抱えいるヴォルフレード
まるで魅了の力でも宿っているかのような、金の瞳は女性の心を惑わせてしまいます。
それは少し好かれるなどといった可愛いものではなく、薬を盛られたり、身に危険が及ぶほど苛烈なものでした。
女性関係からトラブルに発展し、友情にひびが入るのは日常で、彼は心を許せる人があまりいません。
そんな中で出会ったダリアは、自分に対して普通に接してくれます。
ヴォルフレードはダリアのことを、とても大事にするのです。
ダリアは、酷いケガを負っていたヴォルフレードを助けただけでなく、ヴォルフレードのトラウマである金色の目を隠してくれる眼鏡を魔道具で作ってくれました。
そんなダリアに惹かれるのは、当然です。
ヴォルフレードの想いの行方が、とても気になります。
現代ではなじみの深い〝新しい魔道具〟
ダリアは防水布や小型コンロなど、現代ではなじみのある道具を、次々とこの世界で作っていきます。
それはみんなの生活を助けてくれるものばかりで、新しく作られた魔道具たちは飛ぶように売れていきます。
ヒット商品ばかり作るダリアは、チートでウハウハなのかと思われるのですが、とても捌ききれない数の注文が入る為、常に体力の限界を試されています。
ダリアが作った魔道具に、恐ろしい程の前のめりで販売してほしいと詰め寄ってくる人々。
その材料を調達する為に、死にそうな思いをする人々などそういったドタバタ劇は思わず笑ってしまうものばかりで楽しいです。
次はどんな魔道具を作って、ひと騒動起きるのか。
それが読者の楽しみになっています。
まとめ
「魔道具師ダリアはうつむかない」は、現在4巻まで発売されています。
私はこんなに面白いと思わず、まずは電子書籍で購入したのですが・・・
小説を漫画にしたので、セリフが長く、スマホで読んでいる私には画面が小さすぎました!!
その為、1巻から全てコミックで買いなおしたほど、私はこの漫画が大好きなんです!!
しかし、「いきなり購入するのはちょっと・・・」と、戸惑いがある方も居ると思います。
魔道具師ダリアはうつむかない1巻は、kindleunlimited
で読むことが出来ます。
既に登録をしている方は、まずは1巻をこちらで読んでみてはいかがでしょうか?
まんが王国では、1巻全て読むことは出来ませんが、20pを試し読みすることができます。
どんな絵柄とノリで、どのような世界観なのか知りたい方には、こちらから読んでみてくださいね。
とても面白いので、一度読んでみることをおススメします。
きっと私のように、ダリアのファンになりますよ!
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